「おはようございます。向谷中のマネージャーの堀内です。今日は宜しくお願いします。」

「堀内って…堀内依?」



あたしは、その先生の声を聞いて…

倒れそうになった。











「……バスケ部の先生って、古西先生だったっけ…?」

「うん。もしかして、知らんだ?それにしても、驚たわ。堀内も、バスケ部のマネージャーやったんやな。」

「あはは…。」


今日だけだけど。


「そんじゃ、始めますか。」



先生の合図で、試合が始まった。












「ありがとうございました!」



あたし達は最後の試合が終わって、お礼を言って、帰ろうとしていた。



「堀内、ちょっと時間ある?」



あたしは、先生に呼ばれて、職員室まで行った。



「なんですか?」

「…堀内は、中学生と付きおーてるん?」

「ど…どうして、そんなこと聞くんですか?」



焦る。

ただでさえ、2人きりだというのに、余計に焦る。


「気になったから。…って俺何ゆーてんのやろ。」


そんなこと言わないで!!

『気になった』

それだけで、十分です。


「先生、今、俺って…」

「え?俺ってゆーてた?無意識やった〜」



無意識って!!