あなた〜あたし

シュッと音をたてて、ボールはリングのネットの横を通った。





「やっぱり、足が使えなかったら跳ばないや。」




「悪ぃ。」

「なんで、松谷くんが誤んのよ。」



あたしは笑って誤魔化したけど、内心やっぱり悔しかった。


「もうちょっとで、朝礼始まるから!!」



あたしは、急いで教室に入った。