あなた〜あたし

あたしは、ある時事故に巻き込まれて、足を上手く動かせない。




「そっか。でも、時々見に来いよな。」


「ありがと。」





あたしは、フリースローが得意だった。
毎日、誰よりも早く来て、誰よりも遅くまで練習してた。





「久しぶりだなぁ…。ここに立つの。」


「ほらよっ!」



松谷くんがボールを渡してくれた。
あたしは、それをリングに向かって打った。