「コレ、見てくださいよ…」 智は真ん中に立っている不自然な柱の落書きを指差した。 「名前…」 あたしと玲の名前が書いてあった。 「ここの柱に相合い傘を書くと両想いになれるらしいですよ、玲と俺は入学してすぐ書きました…」 噂だけど聞いたことがある。