俺が落ち込んでいると、 隣に梓が しゃがみこんだ。 「翔、あたし嬉しいよ。 翔がヤキモチ妬いてくれて。 あたしだけが翔のこと 好きだと思ってたから…」 なんだ。 そんなこと思ってたわけ? 顔を上げて、 目の前の梓を見る。 すると梓は、 ちょっと顔を赤くする。