「なー、ここんとこ 梓ちゃん来ないよな?」 昼飯を食ってる俺に 友達の優斗が 話しかけてきた。 「………」 そう。 あれ以来、 梓とは会ってない。 もう、金曜日だってのに。 「ケンカでもした?」 そう言う優斗の顔は、 ムカつくくらいの笑顔。 ………空気読めよ。 「お前、黙れ。」 「うわ、図星?」 いかにも楽しくて 仕方ないって顔をする優斗。 ………俺なんで こんなのと友達なんだろ。