早々に切り上げると、亜実を迎えに行った。
スーパーで材料を購入して、急いで帰宅。
せっかちな私は、パパッと料理を作り終えたのだけれど。
ホッと一息つこうかと思っていた所へ、チャイムが鳴り響く。
・・・タイミングの良いコトで。
「ハイ?」
「私~、開けてぇー?」
「ハイハイ。」
エントランスのロックを解除した。
すると、暫くしてから・・・・
ピンポン――
今度は、玄関のインターフォンを連打される。
「あ~もう・・・今、開けるぅ!!」
忙しない泉に呆れつつ、慌てて玄関へと走る。
ガチャッ――
開錠してから、扉を開く。
「ごめ~ん 待たせちゃった・・・」
ハハ…と苦笑しつつ、ドアを開ければ。
「まったく、待ち構えているのが当然でしょ?」
私以上の、せっかちさんのお出まし。
・・・・流石、女王様だ。