ホント、情けなすぎる・・・・


「えっ? どうしたの?」


「あ・・いえっ! すみません!!」


彼からの問い掛けに やっと、ポロポロ零れ落ちる涙に気づいた。


慌てて指先で目尻を拭い、苦笑いをしたけれど。




突然、彼が屈んで 私の顔をジッと、覗き込んできた。




「俺・・何か言ったかな?」


心配そうに、尋ねられたけれど。



「ちっ 違います!

ただ、こうやって戻ってきたのが嬉しくてっ!」



今度は、彼の顔が近づいたコトに ドギマギする心臓が煩い。


不謹慎ながら、ドキドキしてしまう・・・