恋 理~renri~



このクールビューティーさは、まさに女王様の称号に相応しい…。



「もしかして…、川崎さんですか!?」


そうして対峙していた私をスルーして、視線はもう隣の大和に移す泉。




「えぇ、初めまして・・・」


変わり身の早さに驚いたのか、大和の方もやや引き気味だ。




泉くらい強烈だと、天然記念物クラスだと親友でも思うし・・・




「初めまして、真咲の親友の小林 泉です。

今日はこの子、迷惑掛けませんでしたか?」


彼の反応などお構いナシで、私に視線を向けつつ失礼な疑問を投げ掛けた。




泉の中で私は、亜実以上に子供の位置づけらしい・・・




呆れて溜め息をついていると、大和がなぜかハハッと笑い始めた。




「やっと俺のモノになりましたよ!」


「はぁー!?」


驚きの声を出す泉に、大和はあのスマイルをお見舞いすると。



「そうだよな、真咲…?」


「・・・っ」


今度は私にイタズラな笑みを零して、ウインクのオプションまで…。