恋 理~renri~



川崎さんとの電話を終えた途端、泉に抱きつかれた。



「やったじゃん、真咲~!

ヤバ…、ホント嬉しい!!」


まるで自分の事のように 喜んでくれる。



「・・・ありがとう。

でも亜実を任せても、イイの?」


私のことでまた迷惑掛けて、甘えようとしている。


良いのかな・・・?




すると・・・・



「それくらいお安い御用よ! 

亜実ちゃんは、ホントの妹だと思ってるしね!」



「本当に・・・?」


「あ~、しつこいっ!

いい加減怒るわよ・・?」



「うん、ありがとう・・・」


口は悪くても、友情に厚い泉。


好意に甘える事にして、心から感謝をした。




「そんな事より、明日はなにを着てくつもり?」


やっぱり変わり身が早い泉は、次の話題へ移っていて。



「明日の洋服~?

展示会だし、いつものスーツよ?」


その返答に、信じられないと言った表情をされる。