【番外編】ナルシストな彼

「ごめん。でも、好きだから。その……照れ臭くて………」

!?
アレンが照れ臭い?


ぷっ

「あははははは!」

やっば!
おもしろい!

「円香、何笑ってんだよ。」
「だぁってぇ…」

いつのまにか、あたしの隣に座っていた。


「はい、あったかいココア。」

あたしの前に差し出されたココアは、ぬるかった。
きっと、あたしがいく場所、分かってたんだね。

だから、あたしが寒いだろうから、わざわざ買ってきてくれたんだね。


あたしのため…だったんだね、なかなか来てくれなかったのは。


やっぱり、あたしの気持ちがわかるんだ。