そんなレンに挑発されたのか、咲もハルの腕に自分の腕を絡めた。

全く動揺せず、寡黙なハルは、最高にかっこよかった。


でも、一回だけ。

ハルは私の方を見た。

私のことを気にしているような、そんな目をした。


そして、私はレンに肩を抱かれたまま。

咲はハルに腕を絡めたまま。


私たちは、ジェットコースターに乗った。

私とレンは、なんと1番前。

その後ろに咲とハル。


私たちを乗せたジェットコースターは、ゆっくりと上昇して行く。