「大丈夫だぁーって!俺が守ってやるから!」 レンがそう言って、私の肩を引き寄せた。 ハルも咲も、びっくりして彼を見る。 こういうことをされた経験が少ない私は、胸の高鳴りを抑えることが出来なかった。 地面に向けた私の顔は、赤面していることだろう。 こういう行動をするレンを、軽い人だと思わずには居られなかった。 だけれど、何故か温かいものを感じたのも確かだった。