「もうひとりは?」 咲が、ハルの後ろの方を見ながら言った。 ハルも、後ろを振り向く。 「コンビニ寄るから、先に行ってろって言われたんだよね。もうすぐ来ると思うんだけど。」 私は、すっかりハルに見とれてしまっていた。 ハルが後ろを向いたときの、あごから耳にかけてのラインが、すごく綺麗だった。 すると、後ろからハルを呼ぶ声が聞こえた。