「あった!」
ついに何かを見つけたらしい咲は、声を上げた。
「ほら、これ!」
咲が、ハルの携帯を私に差し出す。
見ると、それは送信済みBOXだった。
ハルが送った、たくさんのメールたち。
その中で、咲が見て欲しいと言ったメールは、もう大分前の日付だった。
忘れるはずもない、レンとの記念日。
そして、私が咲に『裏切り者』と言われた……あの日。
送信先は……
「私……?」
決定ボタンを押し、メールを開く。
そこに書かれていたものは……
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