低い空から、雪がはらはらと舞い落ちる。



必死でハルを支えながら、震える指で3つの番号を入力する。


降り始めた雪に混じって、涙がポタポタとハルの上に落ちた。




誰か助けて。




だって


だって、ハルが……






「ハル……?ねぇ、ハル?いや……いやだよぉ……」






呼吸をしてないの。