クリスマスのキラキラした世界とはかけ離れ、帰り道は真っ暗だった。 ただ、涙を流した。 今日の朝、私にメールを送ったときから…… 家の前で私を待っているときから…… もう私に別れを告げることを決めていたんだね。 どんな想いで、今日を過ごしたの? どんな想いで、観覧車に乗って、 どんな想いで、『別れよう』って言ったの? ―――レン。 愛してくれて、ありがとう。 そして 愛せなくて、ごめんね。 それでも、私は……… ハルが好き。