電車に揺られ、着いた場所は…… あの、遊園地。 初めて、レンと出会った場所。 そして…… ハルと出会った場所。 「おっしゃー!夜まで遊びまくんぞ!」 はしゃぐレンを横に、どうしてもテンションを上げられない私。 思わず、レンの服の裾をつまむ。 「レン、もしかしてまたあれ乗るのぉ…?」 目の前には、大きく聳え立つジェットコースターのレール。 「あはは!俺、そんな意地悪じゃねーし!なんか乗りたいものある?」 そう言って、レンは私の手を優しく取った。 大丈夫。 レン、今日はちゃんと笑ってる。