クリスマスだからか、駅は朝から混雑していた。 夜になったら、もっとすごいんだろうなぁ…。 「ほら!桃、切符!」 「え!?ちょ、お金…!」 さらっと切符を渡すレンに、もたもたする私。 そんな私を見て、レンは爽やかに笑う。 「いいよ、ここは!あ、電車来た!」 レンに手を引かれ、駅の階段を駆け下りる。 今日は、レンにドキドキしていたい。