「ごめんね!待った?」 出てきた私に気づいたレンは、開いていた携帯をパチンと閉じた。 うわぁ…… レン、今日すっごいオシャレ。 「全然。行こーぜ!」 そう言って、レンは私の手を取る。 何回されても、不意打ちに手を繋がれると、ドキドキしちゃう。 なんて……… ちゃんとレンにドキドキしている自分に、安心する。