やっと小出家に着いた時、
すでに、全員揃っていた。


「おせーぞー!来ねーのかと思ったよ。」

「わぁりぃ!」



徳幸は、茜とのことは言わなかった。


そして、

自分のことを認めてくれている、仲間の顔を見てから、

自分とのこれからが、どうなっていくのか分からない、
波多野の顔も見て、こう思うのだった。


(何があっても、このバンドだけは続けていこう!絶対に!)