江ノ島から、無事、戻って来れた四人は、ファミレスに入った。
「しかし疲れたね!」
「人混みだったから一段とだよ。」
「狭いからな〜。」
「そっか。」
一言ずつ文句があがった。
「あー、生しらす食べたかったけど、しょうがないな。」
そう光一が言い、
「それは、島に渡らなくても食えるよ。」
徳幸が冷たくあしらう。
「じゃあ、今度二人で食べに行ってくださいな!」
波多野にも言われて、
「うるせっ。」
落ち込む光一。
メニューを決めたあと、
「で、次はどーする?」
残りの時間の使い道を決める。
「あと〜この辺なら…水族館が近いかなぁ。」
「いいねぇ!デートって感じだよ!うん!」
「なーんか、香織が一番楽しんでる感じだけど。」
「そう?!」
徳幸にも、そう見えていた。
ただでさえ、
今日という日を、緊張しながらも楽しみにしていた徳幸にとって、
これほど嬉しいことはなかった。
光一達を盛り上げているつもりなのだろうけど、
あまりにも自然に振る舞う波多野のおかげで、
重大な役目を受け持つことになった徳幸が、戸惑う様子も目立たずにすみ、
いつしか緊張も解け、
自分も一緒に楽しんでいた。
「しかし疲れたね!」
「人混みだったから一段とだよ。」
「狭いからな〜。」
「そっか。」
一言ずつ文句があがった。
「あー、生しらす食べたかったけど、しょうがないな。」
そう光一が言い、
「それは、島に渡らなくても食えるよ。」
徳幸が冷たくあしらう。
「じゃあ、今度二人で食べに行ってくださいな!」
波多野にも言われて、
「うるせっ。」
落ち込む光一。
メニューを決めたあと、
「で、次はどーする?」
残りの時間の使い道を決める。
「あと〜この辺なら…水族館が近いかなぁ。」
「いいねぇ!デートって感じだよ!うん!」
「なーんか、香織が一番楽しんでる感じだけど。」
「そう?!」
徳幸にも、そう見えていた。
ただでさえ、
今日という日を、緊張しながらも楽しみにしていた徳幸にとって、
これほど嬉しいことはなかった。
光一達を盛り上げているつもりなのだろうけど、
あまりにも自然に振る舞う波多野のおかげで、
重大な役目を受け持つことになった徳幸が、戸惑う様子も目立たずにすみ、
いつしか緊張も解け、
自分も一緒に楽しんでいた。


