「波多野!テメー!」

「いっひっひっひ」


波多野とのやりとりに、何か意味がありそうで…

「なに?」

「なんでもナイ。」


慌てて否定する光一に、

「なんにもナイよ。今はね〜。」


波多野が横からチャチャを入れた。


そこに神戸が、

「あれ?光一くん?」

「なんだよ!?」

「もしかして、ちょっと色気付いちゃった?」

真をついた質問をすると、

「マジかよ〜!誰?誰?」


もう、宿題どころではなくなった。


「うっせーな!そんなんじゃねーよ!」

「あれれ、光一くん!違うの?」

「波多野!おまえは黙ってろ!」

「おまえ が 黙ってろ!」


碧人も興味深々だ。


「それって、こないだの海に行った中にいた子?」

「さあ〜ね〜。」

「どっちから?光一が告られたの?」

「そーゆーんじゃないんだけどね、なーんか、良い感じ〜っみたいな?」

「なんだよ!誰だよ!」…



しばらくは、その話で盛り上がった。