僕らがめぐり逢うために。〜幼なじみの恋〜Ver.2

「ホメてねーっつーの!」

「俺はポジティブシンキングなんだっつーの!」

「ちっとは遠慮しろっつんだよ!なんだよこの散らかり様はよぉ!」

「知るかよ!コービーに聞けっつんだよ!」

「俺かよ!」

「おまえが来るたんび、菓子買ってくんだろーが!」

「碧人だって食ってんじゃんか!」

「俺は、基本的に家で食うんだよ!なのに、おまえが持って来るからさぁ、そんなもん、あれば食うに決まってんだろーが!」

「食ってんじゃん。」

「あ…」


そこへ、

「いいから、さっさとやろーゼ。」


ひたすらゴミを拾って、袋へ入れ回っている光一が言った。


「はーい。」


でも、コービーがあることに気付いて言う。

「食べかすがスゲーなぁ。掃除機ないとダメだなぁコレ。」

「じゃあ持ってきて!あっち、誰か居るから!」


嫌な予感がする徳幸だった。


ガタンガタンと、掃除機を持って戻ってきた神戸。
と、
その後ろに、茜も付いてやってきた。


徳幸の嫌な予感は当たった。


「掃除には、やっぱ女の子かなぁって思って!」

「そいつじゃアテになんねーぞ!」

「なにそれ、人の部屋見たこともないくせに!」

「怖くて見れねーよ。」