『何……の用ですか。氷見先輩』 あたしをここまで連れてきたのは氷見先輩だった 『安心して。雪乃はきてないから。ただ、話を聞いてくれないか?』 あたしは抵抗しても無駄だと悟り、おとなしく話を聞くことにした 『つか、手紙か……悪いけど、読んで』 渡された二枚の手紙を読んで あたしは涙が流れた