「ありがとう……」 こう呟き、ずっと憧れていた温かな家族を与えてくれた人の胸に身を委ねた。 「子どもたちも手が離れたコトだし、どうだ? 四人目」 「……ランシェの手の早さも父親譲りね」 満面の笑みで笑うリューシュに、呆れ顔で溜め息を漏らすのだった。 -終-