俺の父親は俺と同じ暗殺者の抹殺する仕事をしていた。
暗殺なんていう仕事は常に死と隣り合わせで、いつ死んでも後悔のない人間がやるべきだと思う。
かつての親父もそうだった。
神寺出身でありながら剣士を志し、勘当されて家出同然で騎士団に入った。
そしてその腕を買われ、暗殺の命を受ける。
失うものがないことが強みになり、任務をこなしていった親父がある日俺を拾った。
衰弱して死にかけていた孤児の俺を拾い、育てるうちに親父は死ねない理由が出来たと言う。
しばらくして親父は俺という連れ子を連れたまま結婚し、守るべき者が更に増えた。
死ねない理由が両手一杯になり、親父は引退した。
今は神主として自分が奪った命に弔いを捧げている。
そして、かつての親父と同じように失うものがない強みを背負った俺が暗殺の仕事をしている。
ハッキリとこの仕事をすると口にしたワケではなかったが、何かを察したのか騎士団に入ることを母親も弟も猛反対した。
俺を家族として認めてくれていることに俺はいつも感謝していた。
しかし、いつも頭の片隅で捨て子だった自分が俺を見据えている。
所詮おまえは、偽物なんだと……。
だから、決して親父への恩義だけでこの仕事を継いだワケではない。
こうして命懸けで国を守ることで、俺は生きている理由と実感を感じていた。
そんな俺の気持ちに気づいていたのか。
家族が反対する中で親父だけは、
「気が済むまでやってこい」
こう言って俺の背中を押してくれた。
暗殺なんていう仕事は常に死と隣り合わせで、いつ死んでも後悔のない人間がやるべきだと思う。
かつての親父もそうだった。
神寺出身でありながら剣士を志し、勘当されて家出同然で騎士団に入った。
そしてその腕を買われ、暗殺の命を受ける。
失うものがないことが強みになり、任務をこなしていった親父がある日俺を拾った。
衰弱して死にかけていた孤児の俺を拾い、育てるうちに親父は死ねない理由が出来たと言う。
しばらくして親父は俺という連れ子を連れたまま結婚し、守るべき者が更に増えた。
死ねない理由が両手一杯になり、親父は引退した。
今は神主として自分が奪った命に弔いを捧げている。
そして、かつての親父と同じように失うものがない強みを背負った俺が暗殺の仕事をしている。
ハッキリとこの仕事をすると口にしたワケではなかったが、何かを察したのか騎士団に入ることを母親も弟も猛反対した。
俺を家族として認めてくれていることに俺はいつも感謝していた。
しかし、いつも頭の片隅で捨て子だった自分が俺を見据えている。
所詮おまえは、偽物なんだと……。
だから、決して親父への恩義だけでこの仕事を継いだワケではない。
こうして命懸けで国を守ることで、俺は生きている理由と実感を感じていた。
そんな俺の気持ちに気づいていたのか。
家族が反対する中で親父だけは、
「気が済むまでやってこい」
こう言って俺の背中を押してくれた。

