「失礼いたします」
洗濯場を後にした俺が真っ直ぐ向かった先は、団長の元だった。
ここまでの道のりを歩きながら、俺はずっと思っていたある考えを伝える覚悟を固めていた。
「ショウか。昨日はご苦労だったな」
団長の言葉に俺は深く一礼を返す。
「お願いがあって参上いたしました」
「……何だ?」
「俺をお嬢様の近衛兵から外して頂きたいです」
俺の言葉を聞いた団長は少し驚いたように目を丸くして俺を見た。
そして、ゆっくりと口を開き、俺に問いかける。
「何故だ?」
「彼女は俺が秘密裏に仕事をしていることに薄々気づいています。それ故に、彼女は俺が本業を行う隙を与えないよう悪戯をしていると仰っていました」
だから、俺が傍に居ては彼女の悪戯が無くならないのです。
俺の答えを聞いた団長が、何を思ったのか小さく笑いを零した。
俺はその笑いの意味もわからず、ただ団長の言葉を待った。
「おまえをシュリ様の近衛兵から外した所で、シュリ様が大人しくなるとは思えんな。むしろ、城から飛び出したり、嫌でもおまえが出ざるを得ない方法を取られるだろう。違うか?」
「……いえ。仰る通りだと思います」
伊達に長く彼女についているワケじゃない。
それだけに想像は容易に出来てしまう。
確かに彼女ならそこまでやりかねない。
思わず団長の言葉に納得してしまったが、だったらどうすればいいのかわからない……。
洗濯場を後にした俺が真っ直ぐ向かった先は、団長の元だった。
ここまでの道のりを歩きながら、俺はずっと思っていたある考えを伝える覚悟を固めていた。
「ショウか。昨日はご苦労だったな」
団長の言葉に俺は深く一礼を返す。
「お願いがあって参上いたしました」
「……何だ?」
「俺をお嬢様の近衛兵から外して頂きたいです」
俺の言葉を聞いた団長は少し驚いたように目を丸くして俺を見た。
そして、ゆっくりと口を開き、俺に問いかける。
「何故だ?」
「彼女は俺が秘密裏に仕事をしていることに薄々気づいています。それ故に、彼女は俺が本業を行う隙を与えないよう悪戯をしていると仰っていました」
だから、俺が傍に居ては彼女の悪戯が無くならないのです。
俺の答えを聞いた団長が、何を思ったのか小さく笑いを零した。
俺はその笑いの意味もわからず、ただ団長の言葉を待った。
「おまえをシュリ様の近衛兵から外した所で、シュリ様が大人しくなるとは思えんな。むしろ、城から飛び出したり、嫌でもおまえが出ざるを得ない方法を取られるだろう。違うか?」
「……いえ。仰る通りだと思います」
伊達に長く彼女についているワケじゃない。
それだけに想像は容易に出来てしまう。
確かに彼女ならそこまでやりかねない。
思わず団長の言葉に納得してしまったが、だったらどうすればいいのかわからない……。

