「粉石鹸が勿体無いでしょ」
「じゃあ今日も水にするわ」
洗濯場の入り口付近まで来た頃にはリューシュ様の仰っていた通り、シェナ様のお説教する声が聞こえてきていた。
しかし反論するその口ぶりから、あくまでもお嬢様に悪戯を辞める意志がないことがわかる。
そんなに俺を困らせたいのか……?
なんとも傍迷惑な趣味だ。
「いくらショウにかまって欲しいからって周りに迷惑をかけてはダメでしょ」
シェナ様の言葉に思わず反応してしまいそうになる。
さっきのリューシュ様と言い方こそ違うが、ニュアンスは同じだ。
「じゃあショウに辞めさせて。ショウは本当は何か危ない仕事してるんでしょ?」
「シュリ……」
「わたしが問題を起こしてればショウはわたしから離れられない。そしたら、ショウはそんな仕事しなくても良くなるわ!」
いつも淡々としている彼女の口調が今は感情的で子どもっぽい。
やっぱり彼女は、俺の本業について薄々何かを感じていたらしい。
何故かという具体的な理由は浮かばないけど、彼女には俺の本業を知られたくなかった。
そんなことを思っているうちに、俺の頭の中はごちゃごちゃと不明瞭になってくる。
それ以降の二人のやりとりは全く耳に入らず、居たたまれなくなった俺は気がつけばその場から離れていた。
「じゃあ今日も水にするわ」
洗濯場の入り口付近まで来た頃にはリューシュ様の仰っていた通り、シェナ様のお説教する声が聞こえてきていた。
しかし反論するその口ぶりから、あくまでもお嬢様に悪戯を辞める意志がないことがわかる。
そんなに俺を困らせたいのか……?
なんとも傍迷惑な趣味だ。
「いくらショウにかまって欲しいからって周りに迷惑をかけてはダメでしょ」
シェナ様の言葉に思わず反応してしまいそうになる。
さっきのリューシュ様と言い方こそ違うが、ニュアンスは同じだ。
「じゃあショウに辞めさせて。ショウは本当は何か危ない仕事してるんでしょ?」
「シュリ……」
「わたしが問題を起こしてればショウはわたしから離れられない。そしたら、ショウはそんな仕事しなくても良くなるわ!」
いつも淡々としている彼女の口調が今は感情的で子どもっぽい。
やっぱり彼女は、俺の本業について薄々何かを感じていたらしい。
何故かという具体的な理由は浮かばないけど、彼女には俺の本業を知られたくなかった。
そんなことを思っているうちに、俺の頭の中はごちゃごちゃと不明瞭になってくる。
それ以降の二人のやりとりは全く耳に入らず、居たたまれなくなった俺は気がつけばその場から離れていた。

