「わたしが牢獄に入ったりしたら、ランシェ様に嫌味を言う人がいなくなってしまいますからね」
「はぁ? おまえがこれから俺様に言うのは嫌味じゃないだろが」
「……なに?」
「へぇ。俺にだけ言わせておいて自分は言わないつもりか? いい度胸だな」
「だから……なに?」
ランシェ様が不敵な笑顔を浮かべてわたしに詰め寄ってくる。
「俺様の顔は三日見たら飽きるとも言ったなぁ? ホントに飽きるか、自分の身体で証明してみろよ」
あの言葉がよほど気に障っていたらしい。
近付いてくる笑顔が怖い……。
「ランシェ様?」
「ほら。そろそろ言えよ? 俺のことが……」
吐息がかかるほど近付いた顔が、物欲しげにわたしを見つめている。
わたしも思わず、わざとはぐらかしていた言葉が、口をついて出そうになった瞬間だった。
「アンジューっ!!」
「っっ!?」
扉でも突き破ってしまいそうな勢いで部屋に飛び込んできたのは、大声でわたしを呼ぶ先生だった。
突然の訪問者に、わたしもランシェ様も呆然と慌てふためいている先生に目を向けた。
「はぁ? おまえがこれから俺様に言うのは嫌味じゃないだろが」
「……なに?」
「へぇ。俺にだけ言わせておいて自分は言わないつもりか? いい度胸だな」
「だから……なに?」
ランシェ様が不敵な笑顔を浮かべてわたしに詰め寄ってくる。
「俺様の顔は三日見たら飽きるとも言ったなぁ? ホントに飽きるか、自分の身体で証明してみろよ」
あの言葉がよほど気に障っていたらしい。
近付いてくる笑顔が怖い……。
「ランシェ様?」
「ほら。そろそろ言えよ? 俺のことが……」
吐息がかかるほど近付いた顔が、物欲しげにわたしを見つめている。
わたしも思わず、わざとはぐらかしていた言葉が、口をついて出そうになった瞬間だった。
「アンジューっ!!」
「っっ!?」
扉でも突き破ってしまいそうな勢いで部屋に飛び込んできたのは、大声でわたしを呼ぶ先生だった。
突然の訪問者に、わたしもランシェ様も呆然と慌てふためいている先生に目を向けた。

