「でしたら、薬をいくつか置いていきます」
やたらに詰め込んでゴチャゴチャになったカバンから切り傷用の軟膏やら痛み止めやらを探しながらお二人に告げる。
「せっかく来てくれたんだし、どうせなら手当てしてやってよ」
何故だかニコニコしたリューシュ様がこう言ってわたしの腕を掴み、奥の方へと足を進めていく。
「全く……親バカなんだから」
呆れたようなシェナ様の声を背に、わたしはリューシュ様に連れられて、ある一室の前まで来ていた。
「じゃあ、頼んだよ」
わたしを部屋の前に残してリューシュ様は来た道を引き返していく。
こうなったら……仕方ないよね。
わたしは勢い良く、扉をノックした。
「……失礼します」
「……なんでいるんだよ」
そこには、上半身剥き出しで左肩を赤く染まった布で押さえるランシェ様の驚いた表情があった。
やたらに詰め込んでゴチャゴチャになったカバンから切り傷用の軟膏やら痛み止めやらを探しながらお二人に告げる。
「せっかく来てくれたんだし、どうせなら手当てしてやってよ」
何故だかニコニコしたリューシュ様がこう言ってわたしの腕を掴み、奥の方へと足を進めていく。
「全く……親バカなんだから」
呆れたようなシェナ様の声を背に、わたしはリューシュ様に連れられて、ある一室の前まで来ていた。
「じゃあ、頼んだよ」
わたしを部屋の前に残してリューシュ様は来た道を引き返していく。
こうなったら……仕方ないよね。
わたしは勢い良く、扉をノックした。
「……失礼します」
「……なんでいるんだよ」
そこには、上半身剥き出しで左肩を赤く染まった布で押さえるランシェ様の驚いた表情があった。

