「ま、大会、とりあえず勝つといいね」 「うん…」 大会まで、あと少し… そしたら杉浦くんとの関係も終わる。 そしたら何か変わるはず。 その日から、私は何もなかったように過ごした。 杉浦くんと帰る帰り道も。 杉浦くんからのキスは合宿以来なかった。 嬉しいけど不思議な感じ。 気が付けば、試合が始まり、見事、決勝戦まで残ることができた。 対戦相手は… もちろん立大。