「それはないよ…前田先輩から杉浦くんと付き合うように言われたようなものだし…」 「うーん…なんか複雑だね。けど、真美は杉浦くんのことは好きじゃないってことだよね?」 杉浦くんは… 「好き…ではない」 曇り空のように不安定な気持ち。 「大会もうすぐだし…大会終わるまで何も気にしない。終わってから考える…」 それはそれで大変だろうけど… 今の私にはそれが一番の決断だった。