それから合宿所から少し離れたところまで連れていかれた。 そして… 「…んっ…!」 唇が重なった―… まるで、昨日の先輩とのキスと争うようなキス。 けど… 甘くないキス。 「何キスされてるんですか?俺の彼女でしょ?」 刺さるような視線に、目を反らせなかった。 私は… 「まだ足りない」 そう言って引き寄せられた時、 「何やってんだよ」 と、言う声に、心臓が少し跳ねた。