私だってもう大学生だし分かってる。 こういうシチュエーション。 付き合ってるカップルが、2人きりでベッドですること… キスだって何度もした。 未だにドキドキするけど。 けど… 「真美…」 重なる唇。 角度を変えては深くなって… 離れたとき… 「なーんてね。ちゃんと待つから」 そう言って離れていく亮爾。 その表情は優しいけど… その言葉にどこか重みを感じた。 ねぇ、亮爾。 待つって、私の心の準備ができるまで…? それとも…