驚く私を他所に、そのまま説明を続ける。 「こちらがカップルレベルをこの基準表によって判断させていただき、そのレベルによって、メニューが選べるようになっております」 基準表に目を向けた。 「鑑定店員も選べるようになっておりますが、お決まりになりましたら、そこのインターホンでお知らせください」 そう頭を下げ言って去っていく店員。 「…なんかすごいお店に来ちゃったね」 苦笑する先輩。 その説明を看板にも書いていて欲しかった。