「いつも授業中うるさいお前らに目を瞑ってやってるのは誰かなぁ?」



偉そうな顔をして担任が言う。


まぁ先生様なんで、偉いに決まってますがね。


っつかその権利を今ココで使うか?


ホントこいつ、腹立つわ。


っつかどうやって逃げようかなぁ。・゜


うーん……


梨季がちょっと足を踏み出すとそれに合わせて担任も動く。


流石バスケ部の顧問。


ディフェンスもバッチリだ。


ってそんなアホなこと言ってる場合じゃ無くて!


逃げらんないんじゃ光輝んとこ行けないじゃん~~


っつか絶対行かせる気無かったなっ


この担任っ!(怒



その時神の声がする。



「梨季?」


「光輝っ!♪」



自分でもわかるくらい梨季の声のトーンが上がる。