「で、梨斗はいつ告白すんの?」


「げほっ」




大和の急な問いにオレは思わず飲んでいたココアを吹きそう出しそうになる。




「え、梨斗好きなヤツいんの~?」




しかもそれを聞いて廉まで話に入ってくる。




「大和っ 何言ってんだよ!」


「だって鈴木美羽のこと好きなんだろ?」


「それはっ………」




顔を赤くするオレに対してニヤニヤと怪しい笑みを浮かべる大和と廉。




「最初はビビり野郎とか言われて相当怒ってたのに、

いつの間にか好きになってるとかウケるし(笑)」


「うるせーなぁっ」


「あぁ、それ鈴木に言われたんだ?

でも鈴木ってさー

彼氏いるんじゃなかった?」




彼氏がいる……?




「マジで?(汗)」




大和がオレの代わりに聞き返す。


うん、と縦に1度廉が頷き




「なんかこの前クラスのヤツが話してんの聞いたんだけど、

長身で茶髪ロン毛の男と一緒に、

確かジュエリーショップでリングだかネックレスを選んでたって」




ってオレの心に追い討ちをかけるかのように続ける。


美羽に…彼氏……