「っちょ、何する……」




途中でいいかけてオレの投げつけたものを見た瞬間




「~~~っっ!!」




って声にならない叫びをあげてバランスを崩して木から落ちそうになる。


げ、マジで?(汗)


確かに仕返ししたかったけどケガは困るだろ。


気付いたときはすでにオレは美羽の下敷きになっていた。




「ってて……」




もっとうまくキャッチすればよかったのに、

オレがカッコイイことなんて出来るはずもなく、

オレの腹の上に美羽が乗っている状態。




「あ、あんた何してんの!?」


「何してんの?

ってだってケガしちゃまずいじゃん」


「はっ!?

あたしがバランス崩したのはあんたのせいだけど、

落ちたのはあたしのせいなんだからほっとけばいいのに」


「え。 悪いのオレだし、当然じゃね?

ってそんなのどーでもいいや。

ケガねぇ?」


「あたしは大丈夫……だけど…」




そこまで言うと思い出したかのようにオレの上から退く。


そして




「あんたは大丈夫なわけ?」




って眉間に皺をよせて聞いてくる。


ってかちょっと顔近いし。