そいつは教室の窓からよく木から降りるのを見るヤツだった。


木から降りてきた女は長い金髪に綺麗な顔立ちの女。


耳にはいくつものピアスの穴があいている。


ちなみにスカートは超絶短い。



今の不良?


まぁ短いからって不良なわけではないけど。


今と昔の不良の対決!


勝者は一体どちらの手に!?


みたいな?


ってそんなバカなこと言ってないで、キンパのコの方に加勢しなきゃ!


って思い立って前を見ると、金髪の女の周りに今までオレを囲んでた女達が倒れてる。



え゛。


もしかして1人で倒したのか?


オレがぽけ~っと見てるのに気付いた女がオレの方を向く。


うっわ!


真正面から見るとまたかなり美人!


こんなコが彼女だったらいーのになー♪


なんて思ったのは束の間。




「たかが数人の女に囲まれてビビってんじゃねーよ。

ビビり野郎が」




顔には似合わない程の口の悪さ。


はーっ!!???(怒)


何言ってんだ!


この女!!


いくら男でも女5、6人に囲まれたらさ!


しかもそれが不良だしさ!


ビビるっつーのっっ!!(怒)


んだコイツーッッ!!