なぁーんて。


思ったのが悪かったんだろーな。


こんなことになるなんて………。





「す、すいません…」



川原の鉄橋の下にお呼びだし。


なんて王道なシチュエーション。



「お前さあたしらに何したのかわかってんの?」



オレと同じ学校の制服だけど今じゃ考えられないに程の長いスカートはいた女達(5、6人)がオレを睨んでくる。


なんてゆーの?


一昔前の不良って言えばわかるんかな?



「無視してんじゃねーよ!」



何も言わないオレに女達は詰めよってくる。


ぎゃーっ!


オレは男だけどっ?


この人相悪い女達に囲まれたらいくらなんでも逃げれねぇって!


ビビるって!




そもそもことの始まりは5分前。





あーぁ!


なんでオレには彼女が出来ねぇんだぁっっ!


むしゃくしゃしていたオレは近くにあった缶を蹴り飛ばす。


あ、なんかこれスッキリするかも。



調子にのったオレは缶という缶を蹴り飛ばしてた。


そしたら運悪く(運良く?)今オレの目の前にいる女に当たっちゃったってわけ。



オレ悪運は強いのな。



嬉しくねぇ……