「ってゆーかさぁ…昨日の男誰?」
「へ? 昨日の男……
あぁ! 廉くんと大和くん?
あ、あとお兄ちゃんね。
ってゆーか見てたの!?」
「え、あ、うん…」
言いづらそうに梨季から視線を外して言う。
歯切れも悪ーいっ
「廉くんと大和くんはお兄ちゃんの友達でー
梨季の第2、第3のお兄ちゃんって感じかなぁ♪」
「仲いいんだ?」
「だってよく家来るし。
特に廉くんは小学校から知ってるし。
仲いいのも当然じゃない?」
光輝が一瞬考えた顔して
「オレ、その人達に会ってみたい」
って言う。
「ホント!?
今日ね、今日ねっ廉くんと大和くんの彼女紹介してもらう約束しててねっ
梨季も彼氏連れて来いって言われててねっ
だから光輝が会いたいって言ってくれてよかったー」
「……あの人達カッコよかったね?」
「え、うん」

