梨季が渋々離れると、
子供を扱うように梨季の頭をなでなでする。
梨季が離れたらもう相手になんかしなきゃいいのに。
それなのに照れながらも光輝は構ってくれるから思わずまた。
抱きつきたくなっちゃうんだ。
「ちょ、梨季!
今離れたばっかじゃんっ!//」
「え~っ??」
ばふって光輝に抱きつくと真っ白なシャツから光輝の匂いがする。
ちょっと変態っぽいけど(汗
男は汗くさいってゆーけど、
光輝はそんなことなくって普通に光輝の匂い。
光輝ん家の匂いっていうのかなぁ?
その匂いにすっごい安心するんだ。
「梨季、もうチャイムなるからそろそろ…」
限界。
そんな顔をして私を見る。
そういう顔されると梨季も弱くて離れる。

