「はぁ?
中野さんと付き合うから別れようって言ったんでしょ?」
「は?
梨季が他の男と仲よさそうだったから、
オレじゃダメかなって別れようとしたんだよ?」
「だって昨日中野さんと抱きあってたじゃないっ」
「だって昨日男の前で泣いてたじゃんっ。
オレには涙なんて見せたこと無いのにっ」
だって梨季、光輝といると幸せだもん!
涙なんて出るわけ無いじゃんっ
ってゆーか
「中野さん明らかに光輝が好きじゃん!」
「あの男たち絶対タラシだよ!」
段々ヒートアップした光輝と梨季はぜぇぜぇはぁはぁ言いながら、
全く噛み合ってない言い合いに休憩を入れ、
お互い確認。
「ようするに光輝は廉くんたちのが梨季に合うと思って別れようって言ったの?」
「梨季はオレが中野さんのこと好きになって心変わりしたから別れようって言ったと思ったの?」
お互いがお互いの言った言葉にうなずく。

