ママの待つ外待合室へ向かう。
患者はそれ程多くなく、閑散としている。
個人病院だから閑散としていて当たり前なのかな?
ふかふかのイスに腰掛けているママの隣にあたしは深々と座った。
「ふぅー」
「どうだった?」
そっか…… 今日はママは診察室に呼ばれなかったから結果、知らないんだ。
あまり言いたくないけど……。
「変わってなかった。 だからまた3日後だってさ」
「はいよ」
また3日間分の薬。
効いているのか、効いていないのかわからない薬。
でも…… この薬に頼るしかないのは事実。
いつ治るかも分からない病気にあたしのココロは不安でどんどん乱されていく。
頭では理解しようとしている。
しているんだけど……。
思うように気持ちが付いてこないんだ。