着替えを済ませた理央ちゃんが戻ってきた。
「どうしたの?」
「ちょっとめまいがするだけ」
耳鳴りはしているし、めまいはするは最悪。
「座っていていいよ。
自分でやるから」
「ゴメンね」
ちょっとめまいはするけど……歩けない訳じゃない。
ただ、フラフラしていて何かに掴まって歩いていかなきゃ転びそうになる。
キーン、キーン、キーン……
うざっ。
高い音があたしの耳の中でいまだに鳴り続けている。
「まおちゃん、ヒザ見せて。
消毒するから」
「えー、学校でやってもらったからいいよー」
「樹くんに言われているからダメッ」
温かいコーヒーを一口飲み、グルグル巻きにされている包帯を優しく巻き取り、消毒液をポタリ……
「いったいよー」
「ガマンッ」
し、しみるーーー!!!
「どうしたの?」
「ちょっとめまいがするだけ」
耳鳴りはしているし、めまいはするは最悪。
「座っていていいよ。
自分でやるから」
「ゴメンね」
ちょっとめまいはするけど……歩けない訳じゃない。
ただ、フラフラしていて何かに掴まって歩いていかなきゃ転びそうになる。
キーン、キーン、キーン……
うざっ。
高い音があたしの耳の中でいまだに鳴り続けている。
「まおちゃん、ヒザ見せて。
消毒するから」
「えー、学校でやってもらったからいいよー」
「樹くんに言われているからダメッ」
温かいコーヒーを一口飲み、グルグル巻きにされている包帯を優しく巻き取り、消毒液をポタリ……
「いったいよー」
「ガマンッ」
し、しみるーーー!!!



