高校1年生 2月のある土曜日。
空は、朝から曇り空。
あいにく、その日は学校へ行く。
雪が降りそうな天気の中、夏姫は学校へ行きました。

数週間後にテストを控えているせいもあり、体のダルさも感じながらも学校に登校。

しかし、これが始まりでした。


翌日 日曜日。
見事に熱を出し、1日ベットの上に。

月曜日。
大事をとって、学校は欠席。
そして、耳に感じる違和感。
耳が朝から詰まっている気がしている。


これが、夏姫と【突破性難聴】との生活の始まりでした。


【突破性難聴】と診断され、先の未来が見えなくなりました。
ただ、今まで通り、みんなで楽しく笑っていたかった。
バカやっていたかった。
放課後は、オレンジ色に包まれる教室で居残っていたかった。

一気に不安に襲われました。