「俺が何て言いたいか分かるか?」
分かるけど…… 分かりたくない。
それじゃあ、まるで。
――― 好き。
そう言っているみたいに聞こえるじゃん。
理央ちゃんからの情報だと。
いっくんは片想いの相手の子を名前で呼んでいるって、言っていた。
……… 考えたらすぐに分かることじゃん。
いっくんが名前で呼ぶのって、あたしと理央ちゃんだけ。
理央ちゃんがいっくんに会う時は、大抵はあたしと一緒。
いっくんの片想いの子って……
「まお……」
「なに?」
――― ドキッ ドキッ ドキッ。
何もかもが分かったら。 あり得ない位、心臓が鳴る。
いっくんに名前を呼ばれるだけで。
心臓が騒ぎ始める。
「まお、風邪引かないように暖かくして寝ろよ?」
「……… はっ?」
分かるけど…… 分かりたくない。
それじゃあ、まるで。
――― 好き。
そう言っているみたいに聞こえるじゃん。
理央ちゃんからの情報だと。
いっくんは片想いの相手の子を名前で呼んでいるって、言っていた。
……… 考えたらすぐに分かることじゃん。
いっくんが名前で呼ぶのって、あたしと理央ちゃんだけ。
理央ちゃんがいっくんに会う時は、大抵はあたしと一緒。
いっくんの片想いの子って……
「まお……」
「なに?」
――― ドキッ ドキッ ドキッ。
何もかもが分かったら。 あり得ない位、心臓が鳴る。
いっくんに名前を呼ばれるだけで。
心臓が騒ぎ始める。
「まお、風邪引かないように暖かくして寝ろよ?」
「……… はっ?」