音のない世界 ~もう戻らないこの瞬間~

別にいいじゃん!
あたしだって、優ちゃんと遊びたい時があるんだから。


でも、バスケ部に空きを出すわけにいかないからな。


「その代わりがいっくん!」


「だからー、俺を代わりにするなっての」


「いいじゃん!
いっくんって暇人なんだからさ」


「バイトがある」


ウソだな。
今日だって放課後あたしたちと一緒に遊んでいるじゃん。


バイトなら直ぐに帰るはずだもん。


「今日はまおが“空けておけ”って言ったからだろ?」


「……… そうだっけ?」


「そーなの」


そりゃ…… せっかく五人で集まる事が出来るんだから。


いっくんも誘ったのに…… 迷惑だったかな?


「俺も陽太と久し振りに話せるから気にしてねーよ」


よかった、気にしていないみたい。


「あたしも優とまおちゃんとこうやって遊べるから嬉しい」


リカちゃんは、放課後ほとんど部活だから一緒に遊べる事が少ないから、こうやってお喋り出来るから嬉しいな。