あたしの毎日をこんなに明るくしてくれたいっくんには『ありがとう』だけじゃ、感謝の気持ちを伝えきれない。
「聴力が下がったのはしょうがない。
でも、それは疲れているだけかも知れないだろ?
だから、あまり気にするな」
「陰では色々言われるのはしょうがない。
でも、俺や陽太。
愛川や友川は何があってもお前の“味方”だからな。
悪口言うようなやつは最低のやつなんだから、そんなやつと仲良くする必要は無い」
今、思い出しても。
いっくんらしい言い方だったな。
でも、その言葉があったから今のあたしがいるのかも知れない。
「まおちゃーん」
「はいはーい、今行くからねー」
さてと……
理央ちゃんと花火でもやろうかな。
空は真っ暗。
昼間はウルサイ位にセミが鳴いているけど、今は信じられないほどの静けさ。
「聴力が下がったのはしょうがない。
でも、それは疲れているだけかも知れないだろ?
だから、あまり気にするな」
「陰では色々言われるのはしょうがない。
でも、俺や陽太。
愛川や友川は何があってもお前の“味方”だからな。
悪口言うようなやつは最低のやつなんだから、そんなやつと仲良くする必要は無い」
今、思い出しても。
いっくんらしい言い方だったな。
でも、その言葉があったから今のあたしがいるのかも知れない。
「まおちゃーん」
「はいはーい、今行くからねー」
さてと……
理央ちゃんと花火でもやろうかな。
空は真っ暗。
昼間はウルサイ位にセミが鳴いているけど、今は信じられないほどの静けさ。